だるさは夏バテ?熱中症?現役ドラッグストア店長が見分け方と対策・食べ物を解説!

はじめに|夏になると増える「夏バテ」と「熱中症」

夏になるとよく耳にするのが「夏バテ」と「熱中症」です。

どちらも暑い季節に起こる体調不良ですが、実は原因や症状、対策の方法は大きく違います。
「なんとなくだるいのは夏バテ?それとも熱中症?」と迷ったことがある方も多いのではないでしょうか。

私は現役のドラッグストア店長として、多くのお客様から「夏バテと熱中症って何が違うの?」「この時期食欲が無くて調子悪いんだけど何だろう?」「この時期食べて寝ても疲れが取れない、すぐ疲れる何だろう?」などの質問を受けます。
この記事では、夏バテと熱中症の違いをわかりやすく解説しながら、それぞれの予防や対策についてご紹介します。


夏バテとは?|特徴と原因をやさしく解説

まずは「夏バテ」から見ていきましょう。

夏バテの主な症状

  • 体のだるさ(疲れやすい)
  • 食欲がなくなる(胃が重たい、すぐに胃もたれする)
  • 下痢や便秘をくり返す
  • 睡眠不足や集中力の低下

中学生や高校生でも「夏休みなのに体がだるい」「食欲がなくてご飯が食べられない」と感じることがありますが、それは夏バテかもしれません。

夏バテの原因

夏バテは、主に次のような理由で起こります。

  • 高温多湿の環境で自律神経が乱れる
  • 冷房で体が冷えすぎて、温度差に体がついていけない
  • 食生活の乱れによる栄養不足
  • 睡眠不足や疲労の蓄積(睡眠の質が悪い)

つまり「夏バテ」とは、暑さや生活習慣の乱れによって体の調子(自律神経の働き)が落ちてしまう状態のことです。

※ 自律神経とは、呼吸や体温、心拍、消化など、生命維持に不可欠な体の機能を、私たちの意識とは無関係に自動的にコントロールする神経です。交感神経(アクセル)副交感神経(ブレーキ)の2つの神経がバランスをとり、起きて活動している時とリラックスして休息している時に合わせて体の状態を調整しています。それがうまく機能しないと上記のような症状がでてしまうことがあるんです。


熱中症とは?|特徴と原因を正しく理解

次に「熱中症」について解説しますね。

熱中症の主な症状

  • めまいや立ちくらみ
  • 頭痛や吐き気
  • 大量の汗、または逆に汗が出ない
  • 意識がもうろうとする、会話ができない

夏バテと違って、命に関わる危険があるのが熱中症です。

熱中症の原因

熱中症は、体温調節がうまくできなくなり、体に熱がこもることで起こります。

  • 炎天下で長時間活動する
  • 水分や塩分をとらない
  • 風通しの悪い室内で過ごす
  • 高齢者や子ども、体力が低下している人は特に注意が必要

ドラッグストア店員としてお店にいると「買い物中に急に気分が悪くなった」という方に出会うこともあります。こうした場合は熱中症の可能性が高く、すぐに涼しい場所に移動し水分補給をすすめます。


夏バテと熱中症の違いを徹底比較

「夏バテ」と「熱中症」は似ているようで、まったく違います。

項目夏バテ熱中症
原因暑さ・冷房・食生活の乱れ高温環境・脱水・塩分不足
主な症状だるさ・食欲不振・胃腸の不調めまい・頭痛・意識障害
危険度不快だが命に関わることは少ない命の危険あり
対策栄養・睡眠・生活習慣改善水分・塩分補給、涼しい環境

こうして比べると、違いがはっきりとわかりますね。


夏バテと熱中症の見分け方

「だるいだけなのか、それとも危険な状態なのか」を見極めることが大切です。

  • 体がだるくてご飯が食べられない → 夏バテの可能性
  • めまいや頭痛、吐き気、意識がもうろう → 熱中症の可能性が高い

もし「熱中症かもしれない」と思ったら、すぐに水分補給、経口補水液を飲んで貰い、それでも改善しない、自分で飲めないなどの場合は、迷わず医療機関を受診してください。特に意識がもうろうとする場合は救急車を呼んでください。

参考までにもし良かったらこちらの記事もご覧くださいね


夏バテの対策と予防法

夏バテは生活習慣を整えることで防ぐことができます。

栄養バランスの良い食事

  • ビタミンB群(豚肉や納豆)
  • タンパク質(魚、卵、豆腐)
  • 胃にやさしい食べ物(そうめん、野菜スープ)

自律神経を整える

  • 規則正しい生活
  • 適度な運動(ウォーキングやストレッチ)
  • 睡眠をしっかりとる(良質な睡眠

熱中症の対策と予防法

熱中症は「水分・塩分補給」と「環境対策」がポイントです。

水分と塩分をこまめに補給

  • 水や麦茶、スポーツドリンク
  • ドラッグストアで買える経口補水液も効果的
  • のどが渇く前に飲むことが大事

環境を整える

  • クーラーや扇風機を適切に使う
  • 炎天下での運動は避ける
  • 帽子や日傘を使う

もっと詳しく知りたい方は、良かったらこちらの記事も参考にご覧くださいね。


夏バテ・熱中症におすすめの食べ物・飲み物

夏バテにおすすめ

  • 豚肉(ビタミンB1で疲労回復)
  • 梅干し(塩分補給+食欲増進)
  • しょうがやにんにく(代謝アップ)
  • オクラや納豆などのねばねば食品(胃腸を助ける)

熱中症におすすめ

  • 経口補水液(ドラッグストアで手軽に購入可能)
  • 麦茶(ミネラル補給に最適)
  • みそ汁(塩分と水分を同時にとれる)

避けたい飲み物

  • アルコール(脱水を悪化させる)
  • カフェインが多い飲料(利尿作用で水分不足になりやすい)

※ この時期よくお客様からの声で「ビールやお酒はたくさん飲んでるから水分は摂れてるはず…、」という声を聞くのですが、それは間違ってるので十分気を付けて欲しいですね。

まとめ

夏バテと熱中症の違いを知って正しく対策しよう

  • 夏バテは「体のだるさや食欲不振」など、生活習慣や栄養の不足、偏りが原因
  • 熱中症は「めまいや意識障害」など、命に関わる危険な症状がある
  • 見分け方のポイントは「なんとなくだるい」か「急に体調が悪化した」か

現役ドラッグストア店長としてお伝えしたいのは、夏バテも熱中症も早めの対策が大切だということです。
毎日の食事や生活習慣を整え、こまめに水分補給をして、暑い夏を元気に乗り切りましょう。

やまの小話

今回のお話はいかがでしたか?

今回のこの内容を取り上げたのは…、実は私も現在進行形で夏バテ中なんです…。(-_-;)

まず、食欲はあるのですが、食べても元気が出ない、胃腸の調子がすぐれない、食べた後、胃が重い、お腹がゆるい、寝ても疲れが取れない、テンションが上がらない…、そんな日々をここ数日過ごしているんです…。自分でもどうしたんだろう?疲れてるのかなぁ~(-_-;) なんて思い、色々調べていくうちに、これは夏バテなんだなぁ~ってことが解りました。(;・∀・)

なので今まさに夏バテ治療中ですね…、(^^; 

ちなみに今、気を付けているのは、胃腸を整える事がまず第一なので、食事は食べ過ぎに注意しています。先程、紹介したメニューを意識しながらも、とにかく胃に負担の無さそうな物を食べるようにしています。ただ、これは私の経験からですが、豚肉、オクラ、にんにく、は比較的即効性があるように感じています。

あとは、ドラッグストアの店員らしく薬の力を借りて、念のためセルベール、ザ・ガードを飲んで、仕事の前にはドリンク剤かビタミン剤を飲んでいます。

私のこれまでの経験上、何気に胃腸の不調にはこの組合せが一番最強な気がします!(´▽`)

ドリンク剤やビタミン剤はやはり飲むと飲まないとでは全然違いますね!特に疲れを感じている時にはその違いがよく解ります。(^^♪

即効性ならドリング剤持続性ならビタミン剤です!ここでは詳しくはお話ししませんが、皆さんもぜひ試してみてくださいね(´▽`)

そして、仕事から帰ったら、ちょっとした筋トレをして、お風呂にはちゃんと身体を湯船に浸けてゆっくりと入るようにしています。

寝る前にはストレッチをして身体の固くなった筋肉を伸ばしてから寝るようにしています。まだ完全に元気ではないですが、やる前よりは少し良くなってきている気がします。(^^;

皆さんも夏の疲れが出る頃なのでなるべく無理はせずに身体を休めて頑張ってくださいね(´▽`)

あと、どうしても仕事時間は不規則でさらにストレスもハンパないので、なるべく、一日の中で短い時間でも自分の好きな事をやるようにしてちょっとでもストレス解消を意識的にしています。(´▽`)

ちなみに何をしているかというと、仕事のある日は時間がないので、寝る前のちょっとの時間にYouTubeの動画を観たり、アマプラでアニメを観たりして脳をスッキリさせてから寝に入ります。休みの日は夕方、ちょっと散歩したり、家の近くの川に行って川エビを捕ったりして童心にかえってみたりしています。(≧▽≦)

やっぱり何かに夢中になって、頭の中を空っぽにする時間って大事なんですよねー(≧▽≦)

以上参考になれば幸いです。(´▽`)

今回のお話しと関連する事もあるので、良かったらこちらの記事もご覧くださいね(´▽`)

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